プレゼントイメージ

男友達からもらったホワイトデーのサボテン

私は自分で言うのも何ですが、ズボラでドジでおっちょこちょいな女です。
色気もないし、特に可愛くもなく、恋人というものとは程遠い生活を送っていました。
そんなズボラな私ですが、男友達が数人いました。
みな高校時代からの付き合いで、女として見られていないのか、恋愛対象として見られていないのか、恋愛相談に乗ってあげたり、彼女のプレゼント選びを手伝ったり、友達として付き合っていました。
お互いに友達で恋愛感情はなく、バレンタインデーにはみなに適当にコンビニで買った安いチョコレートを毎年あげていました。
ホワイトデーにはくれる子はくれるし、忘れていてくれない子もいたり、私も貰えたらラッキー位で特に意識していませんでした。
しかし、ある年のホワイトデーに男友達の一人がくれたのは、刺のいっぱいあるサボテンでした。
なぜサボテンなのだろうかと、私の頭はクエッションマークがいっぱいになりました。
私がズボラだから、普通の花では枯らしてしまうと思われれいるのだろうか、それとも形が可愛いとでも思ったのだろうか、考えました。
その男友達に理由を聞きたかったのですが、バイトがあると言って、サボテンを渡してすぐに去って行ってしまいました。
しかし、今はメールといういつでも使用出来るツールがあります。
聞かない手はありません。
「なんでサボテンなのだ。」と笑った絵文字を付けて送りました。
夕方バイトが終わったというメッセージと共にサボテンの答えが来ました。
「長く一緒にいたいから。花が咲くまで一緒にいよう。」と笑顔顔文字付きの返事が来ました。
どうゆうことなんだと、また私の頭はクエッションマークだらけになりました。
「意味がわからないよ。」と返信すると、「なんで分からないんだよ、ずっとお前が好きだっただよ。」と怒りマーク付きの返信が来ました。
信じられませんでした。
サボテンも枯らしてしまいそうな位、ズボラな私を好きだと言ってくれる人がこんなに近くにいたのです。
「ありがとう。一人だと枯らしてしまいそうだから、一緒に水やりよろしくお願いします。」とお辞儀顔文字付きで返すと、彼からは「よかった。」と安堵した顔の顔文字で帰って来ました。
今では彼が夫になりました。
花はまだ咲いていませんが、あの時ホワイトデーにもらったサボテンを二人で一緒に育てています。

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