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バレンタインデー、単身赴任の主人にチョコレートを渡しに行きました

私の主人は2年前の秋、転勤で青森に行ってしまいました。
青森の津軽のほうで、親戚も居なければ、知人も居ません。
主人は九州の佐賀県の生まれですので、豪雪はほとんど見た事が無く、寒さにもめっぽう弱いです。
携帯のメールで毎日やりとりはしていますが、晩ごはんは近くのスーパーで買ったお惣菜やお弁当屋さんのお弁当、それも買えなかった時にはカップラーメンやカップ焼きそばしか食べていません。
主人は自炊がほとんど出来ず、私と住んで居た時は洗濯機の扱いも出来ずに、友人と行った私の旅行先に何度も電話してきた程です。
心配でたまりませんでしたが、何せマンションの有る東京と単身赴任先の青森、気軽に行く事も出来ません。
今年の年末年始は東京で過ごすはずでしたが、私と主人は同時にインフルエンザにかかってしまい、会えずじまいでした。
そこで私は、バレンタインデーに主人にチョコレートを持って行ってあげる計画を立てました。
年末年始に使う筈だった予算が病気のせいでまるまる残っていたので、それに使う事にしました。
食べられなかったおせちよろしく主人の好物を重箱に沢山作り、一番下の重箱にチョコレートと手紙を入れました。
その4段重を風呂敷に包んで、新幹線に乗りました。
主人の仕事は夕方6時までなので、その頃に主人のアパートに着くようにしました。
最寄りの駅に着くと吹雪いていて、ほんとうに凍えそうでした。
駅からアパートの近くまでタクシーに乗って、住所を頼りにアパートを探しました。
雪が深すぎて、長靴に雪が入ってきそうになりましたが、なんとかアパートを探しあててベルを押しました。
その時の時間は午後6時50分、もう帰っていてもいい頃でしたが、それから1時間しても帰ってきません。
周りにはコンビニやファミレスも無く、暖かい飲み物も買えず震えながら待っていました。
8時半頃、お弁当屋さんのビニール袋を下げた主人が帰ってきて、びっくりして駆け寄って来ました。
急な残業だったそうです。
すぐに部屋にはいって暖房をつけ、生き返った心地でした。
北国を甘く見ていたなと反省しきりでした。
お重のご飯を主人は「おいしい。」と泣きながら食べてくれました。
4段目のチョコレートも、感激して泣いていました。
手紙は、もっと泣きそうだからあとで読むとしまっていました。
寒くて凍えそうでしたが、今思いだすとほっこりとあたたかいバレンタインデーになりました。

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