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最初で最後のプロポーズ

私が主人と出会ったのはヨーロッパのとある国です。
当時主人は大学院生、私は学部生でお互いに留学生でした。
同じ大学で語学の授業を受けており、そこで私たちは初めて出会いました。
同じ留学生ということで、現地で生活する上での問題やなかなか上達しない語学力などについて相談しているうちに、私たちの距離は徐々に近づいていきました。
授業が終わった後一緒にカフェに通ったことなど、今となってはとても良い思いでです。
私の留学期間は1年だけであったため、1年して私は日本で大学を卒業するために帰国しなければなりませんでした。
日本に帰国してからも私たちは連絡を取り続け、私は就職活動を留学した国で行うことに決めました。
主人と同じ場所に居たいという気持ちもありましたが、せっかく学んだ語学を十分に生かした仕事をしたいという思いも強くありました。
運良く現地で通訳の仕事を見つけ、私は再びヨーロッパに戻ることができました。
私が仕事を始めて1年くらいたったころ、主人がプロポーズしてくれました。
当時主人は論文を書いている最中で、大学で日本語の講義を受け持っていたものの、経済的には主人一人の収入ではとても生活できる状態ではありませんでした。
それでも私は主人の誠実な人柄や、何に対しても理解を示そうとしてくれる姿勢にひかれ、この人とならどんな困難でも一緒に乗り越えて行くことができると思い結婚を決意しました。
プロポーズのことばは不器用な主人らしく、シンプルに「結婚してください。」だけでした。
それでも耳まで赤くしてとても緊張しながら言ってくれた上に、バラの花束まで用意して恥ずかしそうに手渡してくれたことは今でも忘れられない大切な思い出です。
5歳も年上の主人ですが、とてもかわいいと思いました。
あれからもう10年が経ちました。
覚悟していた通り平坦な道のりではありませんでしたが、どんな障害にもくじけず二人で力を合わせて乗り越えてくることができました。
心から信頼しあえる伴侶とめぐり合うことができ、私は本当に幸せです。
かわいらしい二人の娘にも恵まれ、主人と結婚できて良かったと思います。
まだまだ人生半ば、これからも長い人生が待っていますが主人と共に残りの人生を一緒に最後まで歩んで行くつもりです。

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