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彼からの思いがけないプロポーズ

同棲している彼と付き合って3年、その日は私の誕生日でした。
朝起きておめでとうの言葉を待っていたのですが、どうやら忘れているようなので、いつになったら気づくか今日は黙っておいてみようとちょっと試してみることにしました。
しかし、我慢がきかない私は駅に一緒に向かう道すがら、今日は何の日か知ってるかすぐに質問してしまいました。
彼は私の誕生日だと気付いたようですが、わざと知らないふりをして何の日だろうねととぼけていました。
いつもはそんなことはよくあるやり取りなのですが、私はただおめでとうと言ってほしかっただけで、その日はなぜかイライラしてしまい、そのままケンカしたような形でそれぞれの会社へ向かうことになりました。
会社につき、私も大人げなかったなとちょっと反省しているとき、彼からメールでごめんの文字が。
私もそのまま返信すれば良かったのですが、意地を張ってしまって、そのまま返信せずに一日を過ごしてしまいました。
誕生日だというのにその日は一日中もやもやとして過ごし嫌な一日になってしまいました。
18時になり、そろそろ帰ろうと帰り支度をしていると、また彼から、今日は食事を作ったから早めに帰ってきてねとメールがありました。
いつもは残業で遅い彼が今日は家で待っていると思うと嬉しくなり、その時初めてごめんねとメールしました。
家に帰ると、彼が私の大好きなトムヤムクンスープと、シンガポールチキンライスを作って待っていてくれました。
テーブルには私の好きなワインもあります。
不意に涙がこぼれました。
おめでとうと言ってくれなかっただけでなんでこんなに意地をはってたんだろうと恥ずかしくもなりました。
そんな私を見て、彼はおめでとうと言ってあげなくてごめんね、とあやまり、食事をテーブルに並べました。
温かくて美味しい彼の料理を食べると、彼が今度はケーキにロウソクを立て、火をつけて運んできました。
願い事をして火を消すと、彼が、願い事はわからないけど、僕の願いはあなたが幸せになることで、僕がそれを叶えてあげたいから、結婚しないかと、思いがけないプロポーズでした。
思ってもいなかったことで、私は彼に抱き付いてはいと返事をしました。
最悪だった誕生日が一瞬で最高の誕生日に変わりました。

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