プレゼントイメージ

言葉で伝えられないことを誕生日のプレゼントに込めています

四人家族の誕生日の中で、一番何をプレゼントするか悩むのが母に贈るものです。
父にお酒、兄には趣味の物とすぐに決められますが母にだけは色々悩むのです。
それは自分の気持ちをそのプレゼントで表したいという気持ちが強くあるためです。
私は小さい時から体が弱く病院に行くことも月に何度もあり、迷惑を頻繁にかけていました。
夜中に熱が出たりするのは当たり前のようにあり、風邪を引けば一週間以上も寝続けたことなどがあります。
そのたびに看病してもらっていたのに、それが当たり前でちゃんとお礼を行ったことが学生の間はなかったのです。
そして、朝起こされればもう少し寝かせてくれればいいのにと文句を行ったり、中学生の時から毎日お弁当だった時には、おかずに工夫がないなどと感謝の気持ちを少しも持っていませんでした。
しかし、その有り難みをを実感するようになったのは、母自身が体調を崩した時です。
食事の準備だけでなく掃除や洗濯などを代わりにやってみたら時間がかかったり、重労働だったのです。
それで、これまで迷惑をかけてきたことなど謝りたいと思いましたが、中々口にだすのは恥ずかしいもので、そのため誕生日のプレゼントに気持ちを込めることにしました。
学生の内はお小遣いで買えるものなど限られていたので、ケーキでお祝いする程度でしたが、社会に出てからは母がもらったら喜びそうなものをいつも考えて選ぶようにしました。
そして60歳を過ぎてからは、毎日のように本を読むようになった母に、私が面白いと感じた本や読んだら楽しそうだと思った本を選んでプレゼントするようにしています。
母は貰った本を何度も読み返しています。
今は老眼鏡がないと文字が読みにくくなっていますが、それでも毎日本を読んで、時々感想を聞かせてくれるのです。
そして、最初に読んだ時には気付かなかった新たな発見などがあると、笑顔と一緒にその話をしてくれます。
今でも同居しているため多くのことを世話になったままで、相変わらず言葉で伝えるのは恥ずかしさがありますが、できるだけ言葉でも伝えて行くようにしたいですし、自分の出来ることでは迷惑をかけないようにしたり、一緒に本を選びに出掛けたりもしたいです。

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