プレゼントイメージ

祖母への真心を込めたプレゼント

今年80歳を迎える私の祖母は九州の片田舎で独り暮らしをしています。
母方の祖母で昔九州に遊びに行っていたころに良く子守をしてもらっていました。
遊んだり泣いたり笑ったり思い出は沢山あり、30歳になり自分にも子供ができて初めてお婆ちゃんの温かい愛情を感じることができる歳になったと思う今日この頃です。
母が父と結婚し東京へお嫁に行くときにとても寂しそうな顔をしていました。
母は一人娘で、小さい頃からお婆ちゃんが大切に育てたお嬢様だったので娘は近くに置いておきたいという願いが在ったらしいです。
祖父は去年亡くなり、九州の片田舎の広い家でポツンと一人で暮らし今何をしているのだろう、としきりに気になる毎日です。
母曰く、「気丈なお婆ちゃんだから近所の人と一緒にお茶会でも開いてるよ」と言っています。
そう言いながらも割と心の中では心配している母の様子が伺えます。
しかし東京に住んでいることもあり、田舎へ帰省するのはお盆かお正月くらいです。
私よりもひとしお心配なのは母の方であり、時々近所のお年寄りを見て思い出している姿があります。
今年こそはちゃんと九州へ行こう、そのような計画を母と二人で立てたのは去年の10月です。
母と父と私と旦那と子供を連れて全員で祖母の家へ帰省する計画を立て、今年のお正月に行ってきました。
年齢よりも若く見えるけどやはり背中が丸くなって年相応でした。
気持ちだけは若いそぶりをしていても実際に見ると少し歳を取ったと感じました。
私は約5年ぶりに祖母に会いました。
早く会いたい、お婆ちゃんと昔話をしたい、そういう思いで新幹線に乗っていました。
そしてプレゼントを用意していました。
私が結婚し子供を授かりこれまで育てたひ孫の写真のアルバムと私が前々から決めていた可愛い花の模様が付いた温かいダウンベストです。
カラーも淡いピンクでとても明るい色なので多分お婆ちゃんに似合うかもしれないと思いプレゼントしました。
祖母は「こんなのが欲しかった、嬉しい」そう言いながらとても喜んでいました。
シワシワの顔から一筋の涙がこぼれるのを見た私です。
母に会えて孫に会えて、また家族に会えてこの日をずっと待ち続けていたに違いないと感じました。

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