プレゼントイメージ

卒業祝いにもらったブランド腕時計

私は、大学の卒業祝いとして叔母から高級ブランドの腕時計をもらいました。
全体がシルバーに輝いている腕時計で、ベルト部分もシルバーの大きなチェーンになっていました。
文字盤には薄く削った貝殻が使用されており、青やピンク色に輝くなめらかな光沢がありました。
今でこそ素晴らしい高級品だと分かりますが、大学を出たばかりでまだ目の肥えていなかった当時は、地味な腕時計だなと感じていました。
当時は色とりどりのラインストーンで飾られたキラキラとしたアイテムが好きだったので、かなり失礼なのですがこの地味な腕時計をつけることはないだろうなと思っていました。
しかし社会に出てから、その考えは180度変わりました。
会社では当然ですが誰も、ラインストーンでデコレーションされたきらびやかな腕時計などはつけていませんでした。
私はだんだんと、そういうものばかりを身につけている自分が恥ずかしくなってきました。
もちろんキラキラとした派手なアイテムは魅力的なのですが、会社につけていくには相応しくないものなのだと学びました。
そして他の社員たちを見習って、少し地味な腕時計を買おうと思い始めた時、叔母がプレゼントしてくれた卒業祝いの腕時計のことを思い出したのです。
美しい光沢はあるものの、決して派手ではないその腕時計は、会社につけていくにはもってこいでした。
しかもつけていってから数日後、会社の先輩女性がその腕時計のことをかなり褒めてくれました。
かなり高級なものだしセンスが良いと、目を輝かせながら褒めてくれたのです。
恥ずかしながら私はその腕時計のブランドのことを詳しく知らず、帰宅してからインターネットで調べてみました。
すると叔母がくれたその腕時計は、なんと15万円もする品だということがわかりました。
叔母は私の大学卒業祝いに、そこまで大奮発してくれたのです。
しかも子供っぽい趣味だった私を心配して、会社で恥をかかないよう、清楚で上品な魅力のある腕時計を贈ってくれたわけです。
叔母の心遣いにようやく気づくことができ、私は恥じ入ると同時に深く感謝しました。
その腕時計は、その後会社だけでなくお見合いやパーティなどでも役立ちました。
現在は使いすぎによって傷が目立つようになってしまったのでつけていませんが、大事に保管しています。
いつの日か私の甥や姪が社会に出る日が来たら、私も叔母と同じように社会人として相応しい腕時計を卒業祝いに贈りたいと考えています。

Copyright(c) 2011 present.com All Rights Reserved.