プレゼントイメージ

高校時代の顧問の先生のお見舞いに行きました

高校時代のバスケ部の先生が長期入院する事になりました。
メールでこの情報がまわって来たのですが、卒業以来地元を離れている者がほとんどなので、せいぜい集まっても5、6人かと思っていました。
ですが、いざ確認してみると、16人の人数が集まりました。
そこでお見舞いとして花とお見舞い品を贈る事になり、女子が花束担当、男子がお見舞い品担当という事になりました。
品物は一体何にしようかと迷ったのですが、大きな熊のぬいぐるみをネットで購入する事にしました。
なぜ大きな熊にしたかと言うと、先生のあだなが「熊さん」だったからです。
見た目が大男で熊みたいだからというのもありますが、気は優しくて力持ちな先生のイメージがまるで優しい熊さんみたいだったからです。
さて当日、みんな集まって先生が入院する病室に向かいました。
本当はこんな大人数で行ってはいけないのだと思いますが、みんな遠くから来ているのだから短い時間ならと許可をもらいました。
でも大きなぬいぐるみを抱えた集団は、ちょっと異様だったかもしれません。
先生の病室は個室で、先生の奥様が付き添われていました。
そこで見た先生の姿にみんなびっくりしてしまいました。
あんなに大男だった先生が、半分位に痩せていたからです・・・卒業以来約5年経っていましたが、先生だと言われなければ分からなかったかもしれません。
でもみんなを見て先生はとても嬉しそうでした、とくに熊のぬいぐるみを見て、「でかいなあ。」を連発していました。
先生の枕もとのパイプ椅子に熊を座らせると、まるで先生を心配して顔を覗き込んでいるように見えました。
それから1年、風のうわさで先生が元気になったと聞き、またみんなで自宅に会いに行きました。
するとあのときの熊のぬいぐるみが玄関で出迎えてくれました。
先生は辛い治療の時、あの熊に話しかけていたそうです。
「負けないぞ先生は。」「熊さん、俺は元気になるぞ。」と熊の手を握りながら頑張ったそうです。
すっかりもとの体重の3分の2程に戻った先生は、あの熊のおかげだと言いました。
つきそいの奥さんが帰った後も、熊はずっとそばにいてさびしくなかったからだそうです。
「それに、お前達がいつも励ましてくれた気がしたから。」そう言って先生は涙ぐみました。

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