プレゼントイメージ

人生初の送別会に参加した思い出

私は田舎に住んでいたのですが、そこで高校卒業後に初めて接客業をしました。
高校ではアルバイトは禁止されていましたので、それが初めて働いた経験だったのです。
しかしそこは正社員の私以外では母親くらいの年齢のパートさんが2人のみという職場で、その年代の女性たちを統率するというのは非常に難しいことでした。
フォローしてくれるべき店長は別のお店にかかりきりだったので自分でなんとかするしかなかったのです。
幸い、パートさんの1人とはうまくいっていました。
それだけが慰めだったのですが、もう1人とはどうしてもうまくいかず、大喧嘩の末に私がやめるという形となりました。
やめるということはあまり褒められたことではなかったのですが、やめるまでの期間にはとても驚くことがありました。
田舎ならではで、平日にはほとんどお客さんの姿を見かけることがなかったのですが、そんな中で周囲のお店のスタッフの方々が年上のパートさんに間違っていると怒ることができた私は勇気があると褒めてくれたのです。
中にはうちのお店で働かないかとスカウトしてくれた店長さんもいました。
そして私にその周囲のお店のスタッフの方々から送別のプレゼントだとピアスをいただきました。
さらに送別会までしてくれると言ってくださったのです。
送別会はそのお店で働くラストの日に行われました。
個人店の焼肉屋さんで、参加していたのは私の母親くらいの年齢の方ばかりでしたが、とても楽しかったです。
どんなことを話したらいいんだろうと困るんじゃないかと心配していましたが、さすが接客業なだけあり、皆さん話題が豊富でした。
それに私をちゃんと気遣ってくれて、よく頑張ったと褒めてくださいました。
背伸びしたい年頃でしたが、自分を初めて認めてもらったようで素直に言葉を受け止めることができたように思います。
とても温かい気持ちになれましたし、次もがんばろうという気持ちになりました。
実は数年後、この時にケンカ別れしたパートさんと別のお店で偶然再会しました。
時間がたっていたため、あっさりと話すことができ、長年のわだかまりも解けた気がします。
当時、話し合いは1度しましたが、1度だけではなくもっとしておけばよかったのかもとも感じました。
送別会から数年後にケンカしていた相手と笑顔で話せたのはなんとなくくすぐったいような気持ちになりましたが、お互いに良かったと感じることができたのでほっとしました。

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