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忘れられない初めての告白

告白ということばを聞くと、何か甘酸っぱいような懐かしい気持ちがするのは私だけでしょうか。
私にとっての初めての告白は、私が5年生だったときのことです。
小学生の頃、私は毎月少女雑誌が発売されるのを楽しみに待ち、恋愛漫画の連載をいつも愛読していました。
そんな漫画に出てくるような素敵な白馬の王子様が私にもいつかきっと現れると信じ、かっこいい男の子がいると友達と一緒にファンになっていました。
そんな5年生のバレンタインデーの時のことです。
いつもグループで一緒に遊んでいる女の子たちが隣のクラスのかっこいい男の子にチョコレートをあげるというのです。
私は心の中で、チョコレートをあげるなんて恥ずかしい、と思いましたが私一人だけがあげないというのもなんだか言いづらく、結局みんなと一緒にチョコレートを渡すことにしました。
みんなと一緒に近所のスーパーにチョコレートを買いに行き、それぞれ家に帰ってからカードにメッセージを書くことになりました。
メッセージに何と書いてよいのかわからず、最後には困って少女漫画のセリフを参考にしました。
バレンタインデー当日、みんなでかっこいい男の子の家まで行き、じゃんけんで負けた人が郵便受けにみんなのチョコレートを入れに行くことになりました。
幸い私にその役がまわってくることはなく、とてもほっとしました。
今思えばこれは本当の告白ではないのかもしれません。
どちらかといえば、大好きなアイドルを追いかけているようなものでしょう。
それでも父親以外の異性のためにチョコレートを自分で選び、告白のメッセージを一生懸命考えたことは生まれて初めての経験で、忘れることのできない思い出なのです。
今でもその時のことを鮮明に覚えているということは、私にとっては本当に特別な出来事だったのだと思います。
今考えれば、11歳といえばちょうど子どもからティーンエイジャーへと成長する過程で、このようなことは私たちだけ特別に起こったことではないでしょう。
この後、中学、高校と何度か異性に思いを伝えたことがあったと思うのですが、残念ながらあまりよく覚えていないのです。
やはり生まれて初めての告白というものは、誰にとっても一生忘れることのない大切な思い出なのではないでしょうか。

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