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通学途中に出会った彼に告白されて

高校生の時、私は電車に乗って学校に通っていました。
途中に何校か学校があるため、その路線は朝、多くの高校生が乗り合わせており、私は毎朝見る近くの高校の男子に想いを寄せていたのです。
3年生も後半になると、受験などで学校に行く日が極端に少なくなりました。
そのため、電車で彼を見る度「あと何度会えるかな」と思っていたのです。
そんなある日、いつも一緒に登校する友人が受験のためお休みだったので、1人で電車に乗っていると、あの彼が乗ってきたのです。
そして私の方を見ると「あの」と声を掛けてきたのです。
私は、予想外の出来事に全く話すことができず顔は下を向き、目を合わせることすらできなかったのです。
彼は、私の名前を聞いてきました。
固まってしまった私は、自分の名前を言うのがやっとでした。
そんな私に彼は「じゃあ、また明日」と言って電車を降りて行きました。
その次の日から、友人がいても彼が話しかけてくれました。
話す内容は、お互いの学校のことや、友人のこと等、あまり中身の無い話ばかりでした。
そんな状態が続いており、進展も無かったので、このまま終わってしまう運命なのかと感じ、自分から告白しようか悩んでいました。
そして、2月のある日、ターミナル駅を降りて友人と歩いていると、後ろから肩を叩かれました。
それは、あの彼だったのです。
彼は話があると言って、駅の階段の裏側に私を連れて行きました。
「今日で登校最後になるかもしれないから」と前置きした上で、朝からずっと駅で待っていたこと、そして「2年の頃からずっと好きだった」と告白されたのです。
そこで私も、ずっと想いを寄せていたことを告白しました。
私が彼を好きになる前から、彼は私のことを見ていてくれたのです。
その後、その彼とは長く付き合いました。
まさに自分の青春は彼と過ごしたと言っても過言ではないと思います。
残念ながら、私が海外に住むことになり、別れてしまいましたが、今でも高校時代に使用していた路線に乗ると、あの日の出来事を思い出します。
今は駅も様変わりしてしまい、当時の面影はありませんが、淡い恋心を抱いた、当時の思い出は色褪せることなく、今もしっかりと自分の胸に焼き付いています。

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