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彼の病気を知っての告白。二人の絆が強まりました

私は大学三年生です。
入学したばかりの一年の6月、人生初めての彼氏が出来ました。
その彼とは大学のテニスサークルで出会って、一目で恋に落ちました。
彼は先輩でテニスが上手かったので、「教えて下さい。」と何度も話しかけて、必死にアピールしたのを覚えています。
その後彼から付き合って下さいとメールで告白され、お付き合いが始まりました。
無事恋人同士になった今では、「あの時俺に気があるのがバレバレだったよ。」と彼はよく笑います。
交際は順調に進んで、私たちはとても仲の良いカップルになりました。
ほぼ毎日メールをするし、授業がない日には一緒にDVDをみてまったりと過ごします。
ご飯を食べにもよく出かけました。
二人で居る事がとにかく楽しくて嬉しかったので、ただ手をつないで道を散歩するだけでも幸せでした。
それから一年ほど経ち、彼の大学卒業が近づいてきました。
卒業後は実家に帰ると言っていましたが、彼の実家は私の住む県とはかなり距離があります。
遠距離恋愛になるけど頑張るぞと意気込んでいました。
ところが、ちょうどこの頃彼はよく体調を崩し病院に一週間ほど入院する事が多々あったのですが、白血球数が多いという事で検査をうける事になりました。
医師からは、高確率で悪性リンパ腫との事。
私がこの事を知ったのはホワイトデーの日で、せっかく彼からバレンタインのお返しを貰ったのに、全く喜ぶ事が出来ませんでした。
楽しい日になるはずだったのに、涙が止まりませんでした。
私は医系の学生なので、その疾病について学校の図書館ですぐに調べました。
生存率は決して良いとは言えなくて、調べなければ良かったとさえ思いました。
私は彼がいる世界が大好きだったので、彼がいなくなった世界なんて考えられませんでした。
彼から病気の事を告白された後、二人でいつものようにスーパーで買い物をしましたが、周りの人達がとても羨ましくて、彼が病気になってしまった事が悔しくて、ここでもまた涙が溢れてきました。
彼はそんな私の頭を優しくなでていました。
卒業から数日後、彼は実家に帰っていきました。
まだ確定診断ではないので、実家付近の大学病院でさらに精密検査をするそうです。
私は「もし病気でも、絶対別れたくないです。先輩と結婚したいです。」と、まだ大学生ですけど、女の私からそう告白しました。
私の家庭は母子家庭で幼いころから父親がいなかった為に、両親が揃った温かい家庭をつくるのが夢だったのですが、もし彼が病気でいなくなったとしても出来る限りの時間を彼と過ごしたいと思ったのです。
彼はとても嬉しそうで、「ありがとう。」と笑って言いました。
その後大学病院での精密検査が終わり、幸いにも悪性リンパ腫ではない事が分かりました。
まだ安心はできないので経過観察が必要ですが、私はとてもとても嬉しくて、今度は嬉しさから涙が流れました。
遠距離恋愛でおまけに彼の病気なんて、大きな山があったけど、今でも私たちは順調にお付き合いを続けています。
疾病の騒ぎで、二人の絆が強まったようにも思います。
私の告白も無駄ではなく、今ではちゃんと結婚を前提にしたお付き合いになりました。
彼の身体の状態はまだまだ安心できないけれど、これからもずっと二人仲良く過ごしたいと思います。

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