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おどけっぱなしの彼から真剣に告白

今から5年前、ある男性と出逢い仲良くなりました。
彼は旅行が好き、そう私も。
彼はスポーツ観戦が好き。
そう私も。
こんな感じで共通の趣味があることが分かり、数回食事に行き意気投合しました。
性格もお互い良く似ていて考えていることが結構同じだったり、おおらかで陽気な彼にどんどん惹かれていきました。
そんな日々を過ごしていた頃、「一緒に素敵な景色を見に行こうよ」という話になり日帰りではあるけれど、初めて丸一日デートをしました。
行き先は初夏の長野県にある高原、大自然をドライブして美味しい空気を思う存分吸い込み、素敵な景色ばかり広がるところで、マイナスイオンたっぷりのとっても癒される旅でした。
その日は彼のテンションは普段よりも120%ぐらい高くてギャグも絶好調、おどける彼と笑い転げる私という構図で本当に楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
こんな時間がずっと続けばいいなと思うのですが、無情にもどんどん時は過ぎていきます。
しかし決して彼のテンションは衰えず、帰り道でもずっと面白い話ばかりして私を笑わせてくれました。
あまりの彼のテンションに「~くんって真剣な時はあるんですか」なんて言葉が出てしまいました。
そんな私の突っ込みに対しても「うん、あるよ。
人生の1割くらいわね。」なんてボケて、そんな調子でまた車中で笑い合っていました。
そんな何気ないやりとりをしたほんの5分後、あるサービスエリアで休憩することになりました。
車から降りて向かった先はSAにある展望スポット、「あっち何か良さそうじゃないかな」と彼が指差すままに2人で歩を進めました。
確かにその小高い丘からの眺めは美しく、しかも西に傾いた夕日に赤々と照らされ一層素敵なまるで絵葉書のような景色が広がっていました。
「わあ~綺麗」と思わず声が出た私、しばらく景色を眺めていましたがふと彼を見ると何だか真剣な表情、少なくともその日一日で初めてみるような目つきをしていました。
緊張した彼から「綺麗だね。でも一人で見てもきっとこんなに綺麗に見えないと思う。こんなに綺麗なのは好きな人と一緒にいるからだと思うよ。」えっ、驚いた同時に嬉しくて彼の顔を見る私、そして彼と目が合った時に「好きです。」とはっきりと確かに告白してくれました。
その瞬間、涙が出そうなくらい嬉しくて嬉しくて笑顔というよりくしゃくしゃな顔になってしまった私、咄嗟に出た言葉は「ありがとう。
うれしい・・・。」それだけしか言えなかったけど、どうやら私も好きっていう気持ちはちゃんと彼に伝わったみたいです。
それ以上言葉はいらなくて顔を見合わせてお互いの気持ちが通じ合っていることを実感しました。
そして彼と初めて手をつないでその場を離れました。
車に戻ると「ほらね、真剣な時あったでしょ、俺にも。」と得意げな彼、「え~でも人生のたった1割しかないからまたしばらくは見られないね」なんて返して元通りの雰囲気に戻りました。
彼はのちに旦那になりました。
あの時、あの告白の場面は今でも鮮明に覚えていて時々二人で楽しんでリプレイもしています。
実は告白の場所は旅行が決まった頃から決めていてしかも夕日が美しい時間に着けるようにまで計画していたそうです。
度胸がありそうな彼でも密かな計画をしたあの告白の瞬間はとっても緊張したそうです。
でもそのおかげで今の二人がある、そう思うと感謝の気持ちでいっぱいです。

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