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長く会っていなかった母への誕生日プレゼント

私がまだ小学生だった頃に両親が離婚してしまい、それ以来父に引き取られて暮らすようになりました。
そのため、私にとっての親とはイコール父といっても過言ではありませんでした。
父も片親という事を感じさせないためか、それまで勤めていた会社を退職し、出来るだけ親子一緒の時間をすごす時間を確保できる仕事を選び、夜に私が一人でいるような事もほとんどありませんでした。
そうした意味では本当に父には感謝していますし、尊敬する父でもあります。
そんな私にとっても、母の存在はやはり特別であり続けていました。
両親の離婚後は母と会う機会も少なくなりましたが、幼い頃は非常に寂しく感じることもありました。
しかし、その寂しさも年齢を重ね思春期になると、寂しさの裏返しからか母に対して心の距離を取るようになりました。
中学校から高校の間の時期には、母との面会もなにかと理由をつけて断るようになってしまい、徐々に母も私の態度を察してか、会おうとすることもなくなっていきました。
そんな生活を送ってしばらくして、わたしも社会人として働くこととなりました。
私の仕事は販売の仕事だったのですが、社会人として働くことは、それまで学生時代のアルバイトで働くこととは違い、とても厳しく責任のあることでした。
ただ、それでも自分のやりたい仕事でもあるので、非常にやりがいも感じていました。
まだ仕事の厳しさと格闘していたその頃、一通の手紙が自宅に届いていました。
誰からの手紙だろうと確認してみると、差出人は母でした。
驚きながら手紙を読んでみると、社会人になった私への思いが綴られていました。
しばらく会っていない時も、ずっと私のことを気にかけてくれていたこと、そして私の働いている店舗をこっそり訪れて、私の働く様子を見に来ていてくれた事などが書かれていました。
私のことを心配してくれている手紙を読んで、それまで母との距離を置いていた自分の心が洗い流されていくように感じました。
私はどうしても今までの自分の態度を母に謝りたくなり、母に会うことに決めました。
丁度そのころ、母の誕生日が間近だったこともあり、母の誕生日に会うことにしました。
社会人にもなったことでしたし、誕生日プレゼントとしてジュエリーをプレゼントすることにしました。
ネットの通販で購入したイヤリングでしたが、デザインもよくプレゼントに最適と思いました。
実際に母と会った当日、私は母に謝り、そして感謝の言葉を送りました。
そしてプレゼントを渡すと非常に喜んでくれました。
その後二人で食事をし、何年も会っていなかった空白を埋めることが出来、非常に充実した時間を送れました。
現在では再び母とも定期的に会っています。

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