プレゼントイメージ

母の日のプレゼントは返ってきた

かなり遠方の施設に入居中の祖母に、母親が「母の日プレゼント」を渡しに行った時、ちょっと不思議な事があったそうです。
プレゼントそのものは祖母の大好きなプリンを持参。
列車と新幹線、また列車を2本乗り継いで到着した施設はかなり山の中。
100歳近い祖母は、娘の事をしっかりと覚えており、体が不自由にも拘らず部屋の外まで見送りに出てきてくれました。
不思議な事があったのはその後。
母の妹の家に何日か泊まっており、ついでに祖父の墓参りをしようと言う話になり、花代千円を母が払ったそうです。
その日は朝から土砂降りで、墓参りは無理かと思われていましたが、墓地に到着した途端に雨が止んで、墓参りできました。
暫くしてまた土砂降り。
多分父が喜んでいたのだろうと言う話になったそうです。
不思議なのはその後、完全な方向音痴で帰りの列車もホームも解らない母なのですが、たまたま駅で切符を購入している若いお兄さん方の行き先が、母の帰宅場所と一緒。
同じ切符を買わせて貰って、全く迷うことなく急行列車と新幹線、在来線を乗り継いで、恐ろしく早く帰ってきました。
実はそれから1ヵ月ほど経過した時、家にちょっと不思議な来客があり「あなたの家の前に落ちてました」と千円札を差し出したご婦人がいらっしゃいました。
拾ったのはあなたですし、警察にでも連絡して拾得物扱いの処理をして貰うとか色々提案はあったのですが、そのご婦人がおっしゃるには「あなたの家の前に落ちてたのですから、あなたのものです」と言って結局そのまま立ち去ってしまわれました。
不思議な体験をしたものだと思って、その場は忘れておりました母ですが、何ヶ月か後に「あれは父が返してくれた花代なのでは」と気が付いたらしいのです。
そのご婦人が誰なのか今となっては全く解りませんが、近所の人でない事は確かな様子。
それからも遠方過ぎてなかなか行けませんが、祖母のお見舞いと祖父の墓参りは出来るだけ行く様にしております。
私としては花代が帰って来た事より、方向音痴極まりない母が帰宅するに当たり、全く同じ駅までの切符を買われた若い方がいらっしゃった事の方が不思議に感じます。
私も母の日にはプレゼントを用意した方が良いのでしょうか。

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