プレゼントイメージ

憧れの恩師に同級生のみんなでプレゼントしました

35年ぶりに女学校の同窓会が行われる事になりました。
その時の恩師も参加されると聞き、みんなでプレゼントをする事にしました。
その恩師は、私達が学生の時に30歳位だったので60代半ばくらいです。
私達の学校はカトリックで、中学・高校一貫の女子校でした。
その先生は家庭科を教えていらっしゃって、白いかっぽう着がまぶしく、とても優しくてかつエレガントでした。
みんなの憧れで、ファンクラブがある位でした。
困ったことにその恩師のプレゼントを選ぶ係が、なんと、私になってしまいました。
とにかく清楚で美しい先生のイメージで、予算は30000円くらい、あとでかかった費用はみなで割るという事になりました。
私は先生のイメージは白百合や白鳩や真珠だなと思いました。
そこで先生のイメージに合ったブローチにする事にしました。
デパートや宝飾品の専門店をいろいろとまわりましたが、色を多用した派手めのものとか、金色のぴかぴか光ったものとか、ちょっと違うなと思いました。
そこでネットでいろいろ調べていたところ、作家ものの一点もののアクセサリーを扱うお店を見つけました。
その作家さんは、細い銀色の金属をいろいろな形にかたち作っていて、そのモチーフは植物だったり自然のものだったり、とてもユニークで世界で一つしかない作品でした。
その色合いもいぶし銀というか、主張しすぎず、上品で繊細、すごくエレガントでした。
「もう、これしかない。」と思い、その作家さんの作品の中から選ぶ事にしました。
複雑に絡み合った植物の葉のものか、小鳥がかわいらしい花をくちばしにくわえて飛んでいるものか、エーデルワイスのような花をモチーフにしたものか悩みました。
ですが、迷いに迷って小鳥のものにしました。
花の部分に小さい真珠が使われていて、とても可愛かったし、全体のつくりが上品だったからです。
さて、同窓会当日、会場に現れた先生は、あの時と何ら変わる事は無く、清楚で上品でエレガントでした。
そのオーラに圧倒されて、みんな学生時代の様に見とれてしまいました。
最後に先生にみんなからのプレゼントを渡すと、それはそれは喜んでくれました。
ワンピースの胸元に付けて下さった小鳥は、うれしくてさえずっているようでした。
それは久しぶりに恩師に会えた私達の、喜びの声のようでした。

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